子供達との新生活が始まってから
不安なのは とにかくお金の事
少しでも収入を増やす為に
私は残業を増やしてもらった
仕事の帰りは当然 遅くなって
帰宅後は 家事に大忙し
毎日があっという間に 過ぎて行った
何とかそんな生活にも慣れて
落ち着いてきた頃
元カレからメールが来た
その時の私の気持ちは 連絡がきて嬉しいと
いうより、何で今頃?って感じだった
あの暗闇に私を置いて奥さんのところへ
帰って行ったくせに・・・
「どんな?」
どんな?って何が?
冷たく返す 素直じゃない私
「冷たいなぁ」
冷たくもなるわ
私の3年間の彼への無償の愛は
愛憎へと変わっていた
それでも嫌いにはなれなくて・・・
近況は報告した
離婚は成立した事
引越しも済んで、子供達と生活し始めた事
5歳年下の会社の後輩君の存在の事
彼と別れて、不安で寂しくて
一人では生きていけない私は
何も知らずに告白してくれた後輩君に
頼ってしまった
離婚の時の精神的ダメージが大き過ぎて
後輩君がいなければ
乗り越えられなかったと思う
まだ付き合うところまでは いっていないけど
大切な存在になりつつあった
全て聞いた彼は
「そうかそうか それはそれは良かった」
なんだか悲しくなった
別れたんだから当然なのかもしれないけど
妬いてはくれないんだなって・・・