はつ恋

こんなにも誰かの事を愛せるなんて

ロマンチック〜


ドライブ中は会話も弾んで楽しく過ごして


目的地の観光地へ到着〰️



土曜日の午後の割に 人もまばらで


何か飲み物買ってくるね」



って私が買いに行く



彼は背が高くて

ポケットに手を突っ込んで、

足を組んで座ってるだけでも絵になる



ちょっと引きで見てみる

くー やっぱりカッコイイなぁ

その腕に私の腕も絡ませたいっ



なーんて思いながら彼にカフェオレを渡して

わざとかなり密着しながら隣りへ座る



目の前の湖畔を見ながら 

ロマンチック〜 

こんな所で告白してもらえたら

嬉しいなぁ 



現実は  「寒っ 車戻ろっか」



えー 早すぎじゃない?

まだ来たばっかりなんだけど💧

ドキドキの


初デート❤️


彼には私の好き好き光線は伝わってると

思ってる


会社ではクールに決めてるカレだけど


メールでは 仕事関係で疲れてるとか

奥さんがうるさくて落ち着かない

癒されたい とか弱音もちらほら



そんな時のデートのお誘い



私としては彼との関係を一歩前進したい

ところ



待ち合わせは会社から割と近くのショッピングモールの駐車場



少し遅れて彼が来た

ドキドキ ちょっと緊張



「とりあえず、ドライブしよっか」


車は私の車でカレの運転


彼の車は奥さんも乗るから

物的証拠は残せない


彼が一番恐れているのは奥さんにバレる事

会社関係の人にバレる事



だから仕方ないよね



とりあえず、地元の観光地へドライブ〜🚗



つづく

出会い



ここからは 元カレとの辛く切ない

はつ恋のお話になります〜





下の子が小学生になり、家のローンもあるし、

そろそろパートでも探して社会復帰しようと

思った



パートは、割とすぐ見つかったけど、

半年で リストラされて

理由は業績不振によるものだった



トラブったりしたくないから

理不尽だけど、そこは泣き寝入りして


すぐ次の仕事を探して

今の会社に採用された



そこで出会ったのが元カレだった



一目惚れというよりは


仕事してる時の彼の、リーダーシップぶりとか

的格な判断力に、惚れ込んでしまった




それまで、家庭内っていう小さな世界で

生きてきた私にとって

尊敬できて 頼りがいがあって

一際、カッコよく見えた




そんな時、私は彼の担当するエリアに

移動する事になって、彼が直の上司になって

更に近い存在になった




彼の事を知るたびにどんどん

好きになって 休憩時間にはさりげなく

隣に座ってプライベートな事とか

何気に聞いたりして 


私より一つ年下の事、

わかってたけど、結婚してる事とか

毎日、一喜一憂してた



私が仕事の事で悩んで、落ち込んでいたら 

それを知った彼が

メアドを書いたメモをくれて


「いつでも相談に乗るよ」

 

凄い嬉しくてもう天にも登る気持ちだった




当時はまだ今みたいにLINEが普及してなかったからやりとりは全てメールだった




仕事の事から お互いの家庭の事とか

メールする度にどんどん親密になっていった



彼から聞く 奥さんの話は不満ばかり


それって何のアピールなんだろう




お互いの気持ちを何となく探り合って


彼の方から 次の土曜日、午前中仕事だけど

奥さんには一日仕事だからって嘘つくから

午後から会わないかって聞いてきた



もちろん、私には断る理由もなく


会う事になった ドキドキ❤️